貴方の隣
2005年4月27日隣で 眠らせて
いつだって不眠症の僕は
1?だって動かない携帯を睨みつけたまま
オレンジのマニキュアで彩った爪を
弾くように打つ
君のスケジュールと反応を
把握しているはずだった僕は
予想外の出来事に応対しきれずに
チカチカする眼を閉じる
いつしか何故と問わなくなった
それは答えのない問いかけ
カミサマは気まぐれだから
そう 気まぐれだから
せめて隣で眠る 夢を 見させて
いつだって不眠症の僕は
1?だって動かない携帯を睨みつけたまま
オレンジのマニキュアで彩った爪を
弾くように打つ
君のスケジュールと反応を
把握しているはずだった僕は
予想外の出来事に応対しきれずに
チカチカする眼を閉じる
いつしか何故と問わなくなった
それは答えのない問いかけ
カミサマは気まぐれだから
そう 気まぐれだから
せめて隣で眠る 夢を 見させて
罰ゲーム
2005年4月5日これは罰ゲーム
恋愛をゲームとしてしか捉えていなかった僕への
簡単な罰ゲーム
鬼は僕
10日間以内に
10人の子供を食べなければならない
でも世界はあと7日で壊滅して
ゲーム開始時子供は4人しかいない
鬼の足首には鎖
これは罰ゲーム
鬼の僕は哂う
「これで追い詰めたつもりかい?」
恋愛をゲームとしてしか捉えていなかった僕への
簡単な罰ゲーム
鬼は僕
10日間以内に
10人の子供を食べなければならない
でも世界はあと7日で壊滅して
ゲーム開始時子供は4人しかいない
鬼の足首には鎖
これは罰ゲーム
鬼の僕は哂う
「これで追い詰めたつもりかい?」
さよならを待っている
2005年3月23日被害者でいたい
加害者はもう疲れたの
あたしを愛してるという貴方
ねぇ でもそれを信じてもいいの?
貴方はあたしを信じているの?
信頼と妄信は違うことを
一体どれだけの人が知っているのでしょう
自らの両手首に手錠をかけて眠る日々
布で目隠しして光を遮断
薬で破壊衝動を抑える
わかってる
あたしは狂ってる
赤い絵の具を両手に塗りたくり
傷跡を赤いボールペンでなぞり
クレヨンで真っ白い紙を赤く染める
涙が 止まらない
加害者はもう疲れたの
あたしを愛してるという貴方
ねぇ でもそれを信じてもいいの?
貴方はあたしを信じているの?
信頼と妄信は違うことを
一体どれだけの人が知っているのでしょう
自らの両手首に手錠をかけて眠る日々
布で目隠しして光を遮断
薬で破壊衝動を抑える
わかってる
あたしは狂ってる
赤い絵の具を両手に塗りたくり
傷跡を赤いボールペンでなぞり
クレヨンで真っ白い紙を赤く染める
涙が 止まらない
ISBN:4101253323 文庫 梨木 香歩 新潮社 2001/07 ¥420
これは恋人から貰った本なのですが
先日偶然本屋に立ち寄ったら
「読者投票1位」にランキングされていました。
本自体は薄いしお値段も安いので読みやすいと思います。
これはオススメです。
読者好きの母親にも渡してみました。
親友にも買わせました(笑)
感想が楽しみです。
これは恋人から貰った本なのですが
先日偶然本屋に立ち寄ったら
「読者投票1位」にランキングされていました。
本自体は薄いしお値段も安いので読みやすいと思います。
これはオススメです。
読者好きの母親にも渡してみました。
親友にも買わせました(笑)
感想が楽しみです。
貴方のいない日々
2005年3月16日朝 起きて
今日のお天気確認
晴れだったらお出かけ
お気に入りのお洋服を選んで
お気に入りの靴で
お気に入りの鞄を持って
疲れたらおしゃれなカフェで休憩
その日の気分で紅茶を選ぶ
ゆっくり 時間が流れていく
夜 好きな本を読んで
やわらかいベッドで眠る
貴方のいない日々は
とてもゆっくり流れる
今日のお天気確認
晴れだったらお出かけ
お気に入りのお洋服を選んで
お気に入りの靴で
お気に入りの鞄を持って
疲れたらおしゃれなカフェで休憩
その日の気分で紅茶を選ぶ
ゆっくり 時間が流れていく
夜 好きな本を読んで
やわらかいベッドで眠る
貴方のいない日々は
とてもゆっくり流れる
惨劇の悪夢
2005年3月5日雨の変わりに血が
血が 血が 血が
血が降り注ぐのです
片手にナイフを
片手にピストルを
走り抜けるゴーストタウンに
友が仲間が倒れていきます
白いシャツが
赤く染まり
悲鳴と
殺戮と
恐怖と
支配が終わったとき
その場に崩れ落ち
私は泣くのです
そこにあったのは
安堵でもなく
平和でもなく
ただただ静かな
孤独 でした
血が 血が 血が
血が降り注ぐのです
片手にナイフを
片手にピストルを
走り抜けるゴーストタウンに
友が仲間が倒れていきます
白いシャツが
赤く染まり
悲鳴と
殺戮と
恐怖と
支配が終わったとき
その場に崩れ落ち
私は泣くのです
そこにあったのは
安堵でもなく
平和でもなく
ただただ静かな
孤独 でした
UNKNOWN
2005年2月24日何があったのか知らないけれど
信じて待っていてもいいでしょう?
全然頼りないだろうけれど
信じて待っていてもいいでしょう?
貴方が動き出せるまで
ただ待っているならいいでしょう?
信じて待っていてもいいでしょう?
全然頼りないだろうけれど
信じて待っていてもいいでしょう?
貴方が動き出せるまで
ただ待っているならいいでしょう?
僕らの間に愛はあったハズで。
◇
「なに」
貴方の冷たい笑みさえ好きだと言ったら
貴方はどんな顔をするんだろうか。
「キ・・・」
縋りつくように貴方に抱きつく。
貴方は気だるげに煙草の煙を吐き出して一言。
「スキダヨ」
嘘吐き。
ずるりと体から力が抜けて
意識が遠のいていった。
◇
愛なんてカタチないものを信じていた。
◇
「なに」
貴方の冷たい笑みさえ好きだと言ったら
貴方はどんな顔をするんだろうか。
「キ・・・」
縋りつくように貴方に抱きつく。
貴方は気だるげに煙草の煙を吐き出して一言。
「スキダヨ」
嘘吐き。
ずるりと体から力が抜けて
意識が遠のいていった。
◇
愛なんてカタチないものを信じていた。
ココア
2005年2月18日「甘くてあったかいのが飲みたいなぁ」
私の呟きに
「ココアでもお入れいたしましょうか?」
柔らかい女性の声が重なる。
「ココアいいねぇ・・・。マシュマロココア」
「少々お待ちください」
笑顔で答える女性に続いてこぽこぽとお湯の沸く音がする。
冬の寒い夜。
外は霙交じりの雨。
暖房が心地よい温度を保つ。
「お待たせいたしました」
目の前に淹れたてのココアが出て、ふわりと甘い香りが広がった。
そっと一口飲んで笑む。
「おいしい・・・」
日常的な小さな幸せ。
私の呟きに
「ココアでもお入れいたしましょうか?」
柔らかい女性の声が重なる。
「ココアいいねぇ・・・。マシュマロココア」
「少々お待ちください」
笑顔で答える女性に続いてこぽこぽとお湯の沸く音がする。
冬の寒い夜。
外は霙交じりの雨。
暖房が心地よい温度を保つ。
「お待たせいたしました」
目の前に淹れたてのココアが出て、ふわりと甘い香りが広がった。
そっと一口飲んで笑む。
「おいしい・・・」
日常的な小さな幸せ。